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長期的活動方針

1. 基本理念

  1. (1) 「がん患者目線」によるがん患者サポートの提供
  2. (2) 「自立したがん患者」となるためのサポートの提供
  3. (3) 「日本のがん医療の課題解決」に貢献

2. 長期的取組による事業 (概要)

(1)がん医療コーディネーターの育成

目的
がん患者目線の多様なサポートの提供が必要とされており、多面的な角度からがん患者の不安や不満などを解消することが大切である。患者自身が自分の治療に参加することにより積極的にがん医療の向上に参加する。
事業
がん医療コーディネーター候補者の発掘と研修による育成事業
内容
がん医療の知識の習得と医療側スタッフとのコミュニケーション技術の獲得
効果
がん医療以外の多様なサポートや、がん患者自身によるがん医療への提言を聴取し、まとめて行政や医療機関、研究者へ提言 ⇒ がん患者の主体的参加による治験の実施

(2)日本のがん医療の課題解決への貢献

がん患者の立場から、がん医療の課題を明確化し、広く問題提起し、積極的に議論に参加することによって、日本のがん医療の課題解決に向けて国に働きかける。 具体的には、下記のような活動を行う。

1. がん医療の均てん化
誰もが、どこにいても最良かつ最適ながん医療を享受できるよう、がん患者中心のがん医療の実現に向けて活動
2. 欧米とのドラッグ・ラグの解消
抗がん剤使用における欧米との格差をなくし、治験スピードとコスト問題を解消
海外で有効性が確認された抗がん剤の早期承認 ⇒保険診療で使用可能に
3.がん検診の受診率向上
欧米と大きな格差がある、がん検診の受診率の向上に向けた活動

(3)がん患者のリビングホーム(自主生活施設)

  1. 自立したがん患者のために!
  2. 頑張っている「あなた」の生活をサポート!

(4)がん患者ノート(自立したがん患者となるための記録)

  1. 個人ごとの人生の記録「がん患者ノート」の作成と普及。

相談支援事業

1. がん相談事業の理念

“がん患者によるがん患者のための相談事業”

2. 事業の概要

(1)がん電話相談

概要
がん患者や家族からの電話による相談を受け、内容に応じ、がん診療連携拠点病院のがん相談室などを紹介するなど情報の提供を行うことにより、がん患者などの悩みや不安を軽減する。
名称
「がん患者フレンドコール」(ナビ・ダイヤル)

(2)がん患者サロン

がん患者や家族の悩み、不安、疑問などを、がん患者であるスタッフやボランティアが、一緒に話し合う ことによって解決・軽減する。必要に応じ、アドバイザーとしてドクターに同席して頂く。

  1. がんセミナー(月1回)後のおしゃべり会
  2. 臓器(部位)別おしゃべり会
  3. 一般的な患者サロン(毎週木曜日 11時~16時)

(3)相談マニュアルの作成など

  1. 1年目の活動成果を元に相談マニュアルを作成
  2. がん電話相談の内容整理から患者向けの啓発冊子を作成
  3. 拠点病院のがん相談室スタッフとの定期的会議による情報共有と連携強化